起業・開業時はウェブサイトはもちろん重要なものですが、更に大事なのがチラシです。実はこれはサイト以上に必要になります。ではそのポイントとは一体何でしょうか。
大事になるポイントのひとつが、店舗の周囲にある家や建物にご挨拶ができるということでしょう。
チラシは低コストでいろいろな人にどういうことをしているのかを伝えることができるツールです。ウェブサイトの場合は興味を持った人が検索して、そのウェブサイトに来訪して初めて情報を得ることができますが、チラシならばいろいろな人達にこちらから積極的に伝えることができるのです。コストも少ないため簡単に渡すこともできますし、ポスティングなど低コストで宣伝をすることができます。営業ツールとしてとても便利ですし、有効活用できるでしょう。
たくさんの情報がある時代ですから、こちらから積極的に伝えていくことは大事なことになります。比較的安く宣伝ができ、かさばらないため、様々なシーンで利用できると言えるでしょう。
もうひとつは銀行などからの信用です。事業の時にチラシがあると、その会社がどこで何をしているかということを伝えやすくなります。これはとても大きなポイントで、事業として信頼してもらえたり、信頼度合いを上げることができます。
特に見た目がよくデザインなどがしっかりしているもののほうが、信頼性は高いでしょう。外部に依頼しある程度費用をかけているということで、信頼度合いも高くなります。胡散臭い会社ではないか、おかしなことをしていないか、違法性がないかどうかなどを確認したり信用してもらうために使うというのも方法でしょう。客観的に見るのなら何度か作り変えるのも方法です。もちろん無駄に何度も作り変える必要はありませんが、期間限定の商品や新しいサービスなどの宣伝もできれば、ますます信頼してもらえるでしょう。
チラシについては、デザインもかなり大事なものになります。売れるかどうかの重要性を左右するのも大事なポイントになるでしょう。この時、できるだけビジュアルが整っているもの、見た目が綺麗なもの、情報が整理されているもの、グラフィックなどが適切に配置され効果的に使われているものなど、気をつけるべきポイントはとても多いのです。この気をつけるべきポイントをしっかり押さえているのなら問題はありませんが、そうではないチラシデザインの場合はかなりいろいろ工夫して配慮する必要があります。このため、できればプロのグラフィックデザイナーに任せてしまったほうがいいでしょう。チラシデザインの制作例についても参照してみてください。
ちなみに、チラシデザインの際に「ウェブサイトと雰囲気を合わせる」というようなこともできます。このような指定は、詳しくはデザイナーと相談しながら行うといいでしょう。雰囲気を合わせることである程度統一感が出ますし、お店の運営方針やお店の雰囲気なども伝えることができます。雰囲気が一緒と言うより、カラーを揃えてもらいたかったり共通するグラフィックを使ってもらいたいなどの配慮が必要ならば、その点はしっかり伝えましょう。
また、チラシからウェブサイトのアクセスアップにつなげることもできます。
最近はウェブサイトの方に重点を置かれることが多いのですが、まず自社サイトへどのように誘導するかまで考えられている方は少ないと言えます。制作したは良いが、アクセスが無いという状態です。こURLやQRコード、SNSをやっているのならそのアカウント名などをチラシに記述しておくと、かなりの割合でアクセスしてくれるひとが多いのです。
初めましての時や、興味を持ってくれそうな時にはチラシで。より詳しく様々なものを知ってもらうという方法であればウェブサイトで。というように使い分けることもできます。お客様がお店を知り流入してくれる動線は多いほうがいいでしょう。特に継続的に宣伝ができるウェブサイトと、簡単に興味・関心を持たせてくれるチラシはアプローチに違いがありますので、違いを考えて使い分ける必要があるのです。
最後に、継続的にチラシでPRを行うことで、定期的に認知度がアップするというのも大きなポイントでしょう。
継続的に行うというのは、単純にいろいろなところに継続的に情報を伝え、その結果来てもらえる可能性を高めるというものです。この場合はいろいろな効果がありますが、特にある程度の期間を区切って定期的に行うことで、それなりに認知度が高くなりブランド力も大きくなり、お客さんも増えるというものです。
この場合は同じチラシデザインでいつもいつも配るのではなく、見た目や中身を作り変えたほうがいいでしょう。デザインの内容や詳しい情報、あるいは特定のシーズンだけの商品なども積極的に宣伝していくこと、ますます来客数は増えるのです。
広告なので、中には煩わしがられたくないという人もいるでしょう。たしかにそれはデメリットなのですが、こちらから積極的に宣伝していくことはメリットにもつながります。今はネット・IT社会ですが、他にもいろいろと伝えられる方法はたくさんあります。昔ながらの方法をおろそかにするのは、経営戦略上良いとはいえません。
売れるチラシデザインを作りためには、マーケットリサーチが必要です。どの相手に売り込むのか、売り込みたい商品の強みは何なのかをしっかりと見極めることが必要になります。
まず、どの相手に売り込むのかを決めるために、ターゲットにしたい客層を調べます。男女比率、年配のお客様かそれとも60歳以下なのか、50歳以下なのか、40歳以下なのか、はたまた、20代から30代、子供世代なのか、というようにです。売り込む相手先によって、チラシデザインが大きく変わってしまうので、ここでの年代設定を、比較的細かく分けることが大切です。
もし、一番多いターゲット層と二番目に多いターゲット層が同じ場合は、チラシのデザインをかなり細かくしてしまっても大丈夫ということになります。たとえば、一番多いターゲット層が女性の20代、二番目に多いターゲット層が30代女性の場合、ここで用いられるチラシデザインは、若年女性をターゲットにしているもの、もしくは、若年女性のみに好まれるデザインにしてしまってよいということになります。
逆に、一番多いターゲット層と二番目に多いターゲット層が全く異なる場合は、それぞれのターゲットに絞ったチラシデザインを2種類作成するのが良いでしょう。
そして、次に売り込む商品の強みを徹底的に調べ、洗い出していくことが必要になります。売り込む商品をチラシデザインしていく中で、その商品の外見、中身、使い方といったことをすべてチラシの中で、消費者に伝わるように表現していかなくてはなりません。そのために、売り込みたい商品の強み・特徴を徹底的に洗い出す作業が必要になります。
さらに、その商品の特徴を端的に一言で表せるキャッチフレーズを作るのです。このキャッチフレーズが、売り込みたい商品の大変重要な宣伝文句となります。このキャッチフレーズを作るにあたってはまず、使いたいキーポイント・キーワードを挙げていくことから始めます。この作業は、担当者はもちろん、いろいろな人にお願いできるとなお、良いでしょう。沢山の人に、売り込みたい商品の特徴を挙げてもらうと、それだけその商品を多角的に見ることができるだけでなく、そこから思いがけない発見があったり、アピールポイントを見つけることが出来るからです。
このようにして、多くの人にあげてもらった特徴のうち、複数あがっているもの、かぶっているもの、表現が似ているものを選び、できるだけインパクトのある言葉になるようにします。その言葉を英語にしてみたり、方言を使ってみたり、と言葉の種類を変えてみるのもいいでしょう。自分の中で、感覚的にピンとくる言葉を選ぶのです。
そして、もうひとつ、商品のビジュアルもチラシにおいては重要です。もし、カメラマンさん知り合いにいらっしゃるなら、この部分は専門家に任せてしまってもいいかもしれません。綺麗な画像であれば、チラシ紙面上で大きく使用することができ、訴求力のアップに繋がります。デザイン自体もプロのグラフィックデザイナーに依頼するのが、望ましいと言えるでしょう。
また、せっかく作るのだからと、なんでもかんでも大きく掲載したくなりがちですが、最もPRしたい部分は何かという点を大切にしましょう。そうすることで、チラシデザインにメリハリがうまれ、お客様の目に留まる印象的なものになります。
チラシを作成するとなると、準備しておきたいことがいくつかあります。
ひとつは掲載する文章としてのデータです。
これは例えばチラシの発行元となるお店の名前、お店の住所、郵便番号や電話番号などが当てはまります。中にはSNSをやっているところもあるでしょうから、そのようなSNSのアカウント名を掲載するところもありますね。
このような文章データはパソコンで一度打ち込んでおけば、その後にかなり簡単に使い回すことができます。ただし元となるデータが間違っていると、間違った情報そのままでつくり上げることになってしまいますから、最低でも元となるデータは作り間違いをしないようにしましょう。文字サイズを拡大するなどして、よく見返して確認をしておきたいところです。
もう一つは画像データですが、これは必要ならば、あるいは使ってもいい素材として提供しましょう。
この場合、画像データはデジカメ等で撮影したものが望ましいですが、最近はスマートフォンの写真も綺麗ですので、サイズによっては十分対応可能です。チラシ作成の場合、別料金になることは多いのですが画像加工なども可能です。ただし画像データはなるべくデータ量が大きい物を準備しましょう。スマートフォンの画像撮影を行うのなら、少し容量が大きめのデータ形式を選ぶことをおすすめします。大きなものならば後で縮小して掲載することができますが、画像がもともと小さいものは拡大するとピンぼけしたり汚くなってしまうことがあるためです。チラシ用の画像においては正に「大は小を兼ねる」です。
ちなみに、作成時にはすべての画像データを使うとは限りません。デザイナーが必要だと思ったもののみを使用するので、できるだけ画像データは様々な種類があったほうがいいでしょう。また、使ってほしい画像データや掲載してほしいものがあるのなら、そのことはお願いしておきましょう。デザイン次第ですが、掲載してくれることも多いものです。
また、イラストレーションや使えるものは念の為に多ければ多いほどいいでしょう。これらの素材の多さ・少なさというのは、そのままチラシデザインを左右します。もちろんすべてを使うわけではありませんが、参考としてあるといいでしょう。
ちなみに、このようなイラストレーションや画像データはネット上に転がっているものを簡単に持ってくるのは良くありません。これは著作権侵害となり、法的に訴えられる可能性もあるためです。自分たちで撮った写真や自分たちの画像、自分たちで依頼し書いてもらったイラストならば権利上はクリアしていますから問題はありませんが、そうではないのならよく考える必要があるのです。
簡単な会社概要も紹介しておきましょう。お店の雰囲気やブランドイメージ、会社の方針や概要があるかどうかは、チラシデザインに影響をもたらします。このため、そのような違いを出すためにはいろいろな情報があると良く、一見すると無駄に思えるかもしれない情報でもないよりはあったほうがいいでしょう。もちろんウェブサイトが元からあるのならそのウェブサイトのことを伝えるのも方法です。必要があれば、ウェブサイト上から情報を持ってきて貰う必要もあるでしょう。
また、何をメインにするかを考える必要があります。
これはチラシを作ることで宣伝したいことは何か、ということに尽きるでしょう。例えば新商品を紹介したいのか、新しいブランドを紹介したいのか、もしくは商品全般を紹介したいのか、イベントなのか、ということによって全くチラシの内容や種類、掲載する情報量などは変わってくるためです。もちろん、そのような最初のメインとなることが決まり、その上で作成することが多いでしょう。ただ、何もかも掲載するとなるとかなりごちゃごちゃしてしまうので、もし新商品の紹介のために作成するのならそれだけを限定してピックアップして作るべきなのです。
このため、何をメインにするかはよく整理しておきましょう。もちろん中には情報がいろいろあるのを希望する人もいますが、あまりいろいろありすぎると逆に何を言いたいのかわからないものになってしまいます。
最後に、ある程度予定を見ておきましょう。
中には直ぐにできると勘違いしているケースが多いのですが、実際にはデザイン作業を行う時間や手間がそれなりに掛かるものです。また、掲載する文章や画像に不備があるとなると、確認業務など思わぬタイムロスが発生してしまう可能性があります。
最近はスピード感を高めたチラシのデザイン制作をできる場合もありますが、人気のデザイナーは順番待ちになってしまうことも多いものです。急ぎではないのならある程度余裕を持っておくのも必要なことでしょう。
チラシとは、フライヤーとも呼ばれ、そのお店や事業の内容を伝えるためのものです。実務上ではいろいろな作り方がありますが、せっかく作るのならプロに依頼して作ってもらったほうがいいでしょう。これは大きく分けて3つの理由があります。
理由その1・見栄えがいい
一つは単純に見栄えがいいということです。
プロのデザイナーにチラシデザインを依頼することで、そもそもプロにビジュアルを整えてもらえるということでしょう。
見た目がいいことはそのまま商品やサービスの魅力をアップさせてもらえますし、良い宣伝になります。
もちろんパソコンのワープロソフトで作ることもできますが、プロの見せ方の知識がない人たちが作るとどうしても変になってしまったり、伝えたい事はわかってもどことなく整わない、ワープロソフトで間に合わせで作ったという感じがどうしても出てしまいます。もちろんうまく作れる人はうまく作れますが、プロ並みの技術やテクニックがあるかというとそうでもありません。
このため、単純に見栄えのいいチラシを作るのなら、チラシデザインのプロに任せるべきなのです。作ったものの意見や満足度はかなり違うでしょう。
理由その2・客観的に情報をまとめられる
理由のもう一つとしては、客観的に情報をまとめられるということでしょう。
これは、単純に自分たちで作ってしまうとどういうものが必要なのか、ということがなんとなくわからなくなってしまうためです。どんな情報も掲載したいけれど、どれもこれもと思っているうちにいつの間にかごちゃごちゃして見えづらいチラシデザインになってしまうことは多くあるものです。
このため、客観的に情報をまとめる技術に長けているデザイナーなら、そのような情報を綺麗にまとめてくれます。なおかつその内容をしっかり伝えることや、掲載する情報を綺麗に整えてくれること、不必要な情報を掲載しないようにすること、アイコンやテキストでより見やすい情報に整えてくれるなどのメリットが大きくなります。
場合によっては、チラシの内容を変更したり、より大きな紙に書いたりといろいろな工夫を施してくれます。中には思っても見なかったようなチラシに作り上げてくれるところもありますから、ぜひ相談するべきです。ごちゃごちゃして読みづらくならないために、客観的に情報をまとめるのは第三者であるプロに任せることをおすすめします。
また、画像を加工してもらえるのも嬉しいところでしょう。少し加工してもらうことなどもできるでしょう。商品やお店のビジュアルを伝える写真を加工してもらえるのはとても大きなポイントで、より綺麗、より美味しそう、より快適そうに見せることができます。このため、写真をより良くした状態で掲載して欲しいのなら、その点を覚えておくといいでしょう。
理由その3・作成から印刷まですべて任せられる
最後に、このようなプロに任せることで、作成から印刷まですべてを任せてもらうことができるでしょう。
これはかなり手間を掛けることがなく、管理も非常に楽になり効率的だということです。紙の種類や質感、チラシの内容、印刷まで任せてくれるところもあります。このような印刷までお任せしてフルコースで受け付けているところの場合、もしチラシがなくなりかけたらメールなどで発注すれば、数日中に届くという仕様です。
このチラシに関しては、かなり管理が楽になるでしょう。もし多めにほしい時は多めに印刷するように依頼し、もし少なめでいいのならばその時に依頼するようにします。
中には印刷データを会社などでプリントして配布できるようにしているところもありますね。このような場合はオフィスにあるコピー用紙にカラープリントをして配布することができます。ますますコストは下がりますが、プリンターの動作や仕様はプロの印刷会社のものとはまた違いますから、そのような違いを考えるとプロにお任せしたほうがいいでしょう。もちろん自分たちで印刷したものの場合はある程度自分たちで作るとき、自分たちのみで使うときに使ったほうがいいでしょう。配布用ということならば、できればプロの印刷会社にお任せしたほうがいい場合が多いのです。
また、掲載内容を変更したい時も対応してくれます。掲載内容を変更したい時、掲載内容が変わった時などは連絡すればテキストや画像を変更することができます。プロの手に依頼すると、かなり面倒な作業も減ります。
チラシデザインというと、最近はソフトの技術向上でいろいろなことができるようになりました。また、もちろん使いこなしている人はかなり使いこなせています。
ただしその一方で、チラシデザインはまだプロに任せたほうがいい領域も多いと言えます。これはプロだからこそできることが多かったり、プロに任せたからこそできる、ということが多いためでしょう。いろいろなことを任せることで、作業も効率化し、その分本業に打ち込めるというメリットも大きなものです。