11月 25, 2016

チラシは時代遅れなツールなのか

現在はスマートフォンやタブレットが普及しているため、どこでも好きな時にインターネットに接続することができます。気になる商品を検索すれば、見た目や価格、口コミなどあらゆる情報を入手することができます。多くの人がインターネットからの情報を重視する中で、チラシは時代遅れと低く評価されることがあります。

しかし、チラシは紙面という限られたスペースを使って魅力的に商品やサービスを伝えています。企業側はより魅力が伝わるように、分かりやすいレイアウトや言葉、色使いを用いるため見た人はすぐに理解して興味を持つようになります。

より効果的なチラシを作るには工夫が必要です。まず消費者にアピールする商品やサービスは、1つ~2つに絞ります。ピックアップしたいものは写真や絵で表現し、大きめに掲載します。写真の大きさが違うだけで、紙面にメリハリができて何がお得なのかを理解しやすくします。

人の視線の動きには共通点があり、横書きならば左上から右上、そして真ん中から左下、右下と動きます。縦書きなら右上から右下、真ん中を見て左上から左下へと動きます。よって横書きであれば最初に目が行くのは左上なので、この部分にタイトルやキャッチコピーを掲載すれば何についての広告か一目瞭然です。

キャッチコピーでは「キャンペーン実施中」など曖昧な表現はできるだけ避けます。「初回10%オフ」や「夏季限定発売」などキャンペーンの内容を具体的に述べます。キャッチコピーだけで購買意欲を掻き立てることは難しいですが、キャッチコピーが魅力的でないと広告自体に目を通してくれない可能性もあります。限られたスペースの中では、たくさんの文字を入れて情報を公開したいと考える人も多いですが、余白を適度に入れて見やすさもこだわります。横書きであれば文字は左揃えが適しています。一文字目がどの文章でも同じ場所にあり、句点ごとに改行すれば文章の長さによって適度に余白ができます。段落や文章構成を意識して作りやすいです。書体も同じ種類に統一すれば煩雑な印象を与えません。見出しと本文は別の書体でも問題ありませんが、商品やサービスを補足する本文で書体がバラバラだとメリハリがなくなります。

色もあまりカラフルになりすぎないように注意します。食品関連の広告でおすすめなのが、赤色です。赤色には食欲をそそる効果があり、元気で生命力にあふれたイメージを持っています。高級車は重量感がある黒色をメインにすると良いです。他にも黄色は陽気さや希望、緑はリラックスや誠実、紫は高貴やミステリアスなど色によってイメージがあるため、宣伝したいものに適した色を2色~3色に絞ります。新聞に折り込む場合はB3やB4サイズが選ばれます。B3はコストが少し高くなるため、コストパフォーマンスも考慮して大きさを選びます。

インパクトを出すために大きな文字でアピールしたいからと大きなものを作れば、邪魔になってすぐにゴミ箱に捨てられます。文字が詰まりすぎない大きさで極力コンパクトにまとめると良いです。クーポンやサービス引換券を付けるとチラシを保存する人が増え、集客率も期待できます。

ただしクーポンだけに魅力を感じて来店する人も少なくありません。長期的にクーポンだけで集客すると、安い時しか客が入らなくなる恐れがあり集客目的には適していません。そもそもクーポンを付ける理由は、新聞の折り込みからなど誘導経路を知るためで、その情報は他の分野で活用しなければなりません。クーポンなどお金と直接関わる特典よりも、アフターフォローを無料で行うなどサービスで勝負する方が長期的に見ると賢い選択です。

さらに新聞に折り込む場合は配る時間もよく考えます。新聞は毎朝配られますが、多くの人が時間をかけて読むことができるのは土日の午前中です。土日に配る企業は多いですが、目を通してもらう確率が高くなります。また食品関連では正午前後や17時~18時の夕食前でお腹が空いている時が効果的です。